堀北真希「S」

発売ギリギリまで情報公開されなかったので
「(オール)ヌードか?」
とも思っていました


an・anの先行カットを見て(アンアンという雑誌をはじめて買いました!)
「ありがちな女優さんの女性誌セミヌードグラビアだな」と
あまり期待しないで購入しましたが
予想以上によかったです


まあ、「セミヌード」を期待してるとがっかりするかもしれませんが


私が堀北さんのグラビアとか写真集を見てかんじていたことを
堀北さん本人もかんじていたのがわかってうれしかったのかもしれません


今までのグラビアなどを見るかぎり堀北さんは
相手の求めているものを察してそれを演じるような撮られかたでした
たいがいの場合それはうまくいっていましたが
たまに要求(言葉に発しないもの)が理解できずに
中途半端な表情ばかりになっているものを見かけることがありました
そういう写真を見て
「ああ、この人は受け身で撮られているなあ」
などと思っていました


と同時に
「こういう人じゃない(と思う)んだけどなあ」
という思いが個人的にあって
それをストレスにかんじていましたが
彼女自身もそうかんじていたようです
「パプリックイメージをぶちこわしたい」
という意志をかんじます




と、まあ、熱く語ったあとではありますが内容などをさらっと


まず、左開きに強烈な違和感があります
あと、最近はハロプロ関係の写真集しか買ってなかったのもありますが
DVDが付いてないなあとか
カバーがつや消しなので手袋がいるなあとか……


表紙は黒バックに大きく背中の開いた黒のワンピースに赤い口紅
しかし、やはり、印象に残るのは何かを見つめている大きな瞳です
最初は海辺で薄手の白いワンピースの写真が続きます
カニを手にしている写真の表情がいいです
このときに肩ひもが外れていたらもっといいかんじになっていたように思います


次はスタジオ白バックで白の薄手かつルーズなタンクトップとジーンズ、
そのルーズなタンクトップをルーズに着崩していって(いわゆる)セミヌードに
このあたりの流れと表情を見ていると
堀北さん本人は別にオールヌードでもよかったんじゃないかなあ
などと邪推してしまいます


無垢なイメージから一変してグレーバックの黒衣装with網タイツ
以前はセクシーのセの字もないイメージでしたが(笑)
ここではけっこうセクシーなかんじです
私が購入した一冊はこの部分のページに油じみがありました
ちょっと残念です


そして男装カット(カラー&モノクロ)
花ざかりの君たちへ 〜イケメン♂パラダイス〜」を引きずっている感はありますが
最後の一枚に本人の「ノってる感」が凝縮されています


素肌に一枚羽織っただけプラスパンツ&ウィッグ
ちょっとモデルっぽい撮られかたですが
今までのイメージを破りたいという意志をかんじます
ウインク姿がまたカワイくて


ウエディングドレスやレオタードで夜の街を徘徊(?)
最初の画像の表情が1st写真集で一輪車に乗ってる表情と似ています
かなり「素」の表情ですね
基本的には好きに演じているかんじです


サビの浮いた倉庫をバックにスパンコール(?)のキャミソールとミニスカート、
ブーツに網タイツというモデルっぽいシチュエーション
ここは特筆することはありませんが気に入っています(全部気に入っていますが)


海辺で赤のハーフコート
最初の2枚で大きく肩を露出していて
「下に何も着ていないのでは?」
と想像(妄想)させるカット
次の2枚の開放感あふれる表情を見て妄想が加速します(笑)


一転、黒のロングコートで夜の橋に
この写真集は最初に衣装を決めたのかもしれませんね
そんな気がします


表紙の衣装に戻ってモノクロ&カラー
大人を意識しています


本編最初と同じタンクトップとジーンズ
最初の写真が超カワイイです
次から数ページに渡って感情が高ぶって泣き顔の流れ


最後はアンアンの表紙と同じシチュエーションで
素肌にジャケット一枚(とパンツ)のカット
「殻を破りたいんだなあ」
ということが伝わってきます


そして最後に私の心を見透かしていたかのようなコメント……


堀北さんは今後も素敵な写真集を出されると思いますが
ここまで私の気持ちとシンクロしたものはもう出ないと思います
ある意味記念の一冊



S 堀北真希・写真集


初版完売っぽいですねえ
ついでに表紙の表情がカワイイカレンダーも

堀北真希 2009年カレンダー